キャンピングカーは、通常の車に比べてよりメンテナンスが大切だといわれています。しかし、車体が大きいうえにチェックする箇所も多いため、「十分にメンテナンスできず劣化が早まってしまった」という方も少なくありません。
今回は、キャンピングカーのメンテナンスやコーティングに関する注意点について解説します。キャンピングカーを所有されている方はもちろん、購入する予定のある方もぜひチェックしてみてください。
キャンピングカーのメンテナンスでチェックすべきポイント
キャンピングカーにおいて、メンテナンスの際にチェックすべきポイントとして以下の5つが挙げられます。少なくてもこの5つのポイントに関しては必ずチェックするようにしましょう。
マフラーのサビ
まずはマフラーのサビです。マフラーはキャンピングカーのパーツの中でも特にサビやすいため、気がついたときには腐食が進んでしまっているということも少なくありません。腐食の状況次第では落下や破損のおそれがありますので、問題ないかどうか真っ先にチェックすると良いでしょう。
タイヤの状態
キャンピングカーに限ったことではありませんが、タイヤの状態確認も重要なポイントなので、乗車前には空気圧を確認しましょう。走行中にバーストしてしまう事故やトラブルが多発している傾向にありますが、その原因となるのが空気圧の不足なのです。このほかにも、細かな傷やヒビなども事故の原因になるため要注意です。
換気状況
キャンピングカーは長期間使用しないことがあるため、換気状況もチェックしましょう。湿気がこもることによって、車内設備に悪影響をおよぼしてしまうおそれがあります。換気扇などを活用し、定期的に空気の入れ替えをしなければなりません。
バッテリーの劣化
キャンピングカーの場合、バッテリーの扱いに特に注意が必要です。サブバッテリーが使えない状態になると、普段使っている機能も満足に使えなくなってしまうでしょう。約2年が一般的な交換の目安といわれているので、残量やバッテリーの消耗状況をこまめにチェックする習慣を身に付けましょう。
樹脂系パーツの劣化
樹脂系パーツは劣化しやすいため、コーティング剤を使用して劣化をできるだけ防がなければなりません。また、「表面のザラつき」が見られたときが交換のベストタイミングなので、定期的にチェックするようにしましょう。
キャンピングカーのメンテナンスの負担を軽くする「コーティング」
基本的に、キャンピングカーのメンテナンスは所有者の方が行うことになります。自宅の車庫などすぐに行けるような場所に停めてあるなら問題ありませんが、住まいとは少し離れた場所に駐車している場合、こまめにメンテナンスすることは難しいでしょう。
またキャンピングカーは、使用している塗装の関係で熱や紫外線に弱く劣化しやすいといわれています。この塗装の劣化が進むと色褪せや色落ち、表面に対するシミや水垢の付着などが気になるようになってくるでしょう。
メンテナンスの手間を減らしつつ、進んでしまう劣化を防ぐためにもハイクオリティーのコーティングを施しましょう。コーティングによって、熱や雨の影響を防げるほか、傷や汚れの予防にも効果的です。一定の費用はかかってしまいますが、大切な愛車を守るためにも定期的なコーティングを実施してみてください。
キャンピングカーをコーティングした後のメンテナンス
キャンピングカーにおすすめのコーティングですが、その後のメンテナンスなども気になる部分でしょう。コーティング後のメンテナンスや注意点としては、以下の2つが挙げられます。
洗車頻度
コーティングをした後の洗車の目安ですが、これは駐車している場所や車体カラーによって違ってきます。たとえば、屋内駐車・淡色車の場合は月1回程度でOKですが、濃色車で屋外に駐車している場合、週1回ほどの洗車が望ましいとされています。自分のキャンピングカーの洗車頻度を把握し、無理のない計画を立てて実施しましょう。
コーティングの頻度
一度コーティングするとそれで満足してしまいがちですが、時間が経つにつれてコーティングの効果は弱まっていきます。洗車頻度と同様に、コーティングの頻度も駐車環境とボディのカラーによって異なってきます。たとえば屋内駐車・淡色車なら半年に1回、屋外駐車・濃色車なら月1回が目安とされているので、プロのアドバイスを参考にしつつ、どれくらいの頻度でコーティングを実施するのかを決めてみてください。
まとめ
キャンピングカーのメンテナンスで大切なのは「洗車」ですが、車体が大きいことで余計に手間がかかるため、こまめに行うのは難しいでしょう。しかし、自身のキャンピングカーにコーティングが施されていれば、落としにくい汚れがつきにくくなり、洗車にかける手間や時間が少なくなります。リーズナブルな価格でコーティングを実施している業者もたくさんあるので、メンテナンスの手間を減らしたいという方は一度相談してみてはいかがでしょうか。
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