キャンピングカーは車体が大きく、洗車などのメンテナンスを普通車のように行うとなると大変です。手間なく車をきれいな状態に保つためにはカーコーティングが必要ですが、実際にどのような流れになるのかわからないという方も少なくありません。そこで今回は、キャンピングカーをカーコーティングする際の手順についてご紹介しますので、興味をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
下地処理
キャンピングカーにカーコーティングをする手順ですが、まずは「下地処理」から行うことになります。コーティングはいわゆるバリアですので、バリアの内側が汚れている状態では美しい見た目にならないほか、コーティングの効果も十分に発揮されません。そのため、事前に表面をきれいにする下地処理が特に大切とされています。
細部までにおよぶ洗浄
通常の洗車では、あくまでも表面的な目に見える部分だけに留まる傾向にありますが、コーティング前に行う洗浄の場合、つい見逃してしまいがちな細部の汚れも落とさなければなりません。
目に見える部分はもちろんのこと、パネルの間にある溝をはじめ、細かい隙間にいたるまで念入りに洗浄していきます。目標とするのは新車の状態ですので、可能な限りピカピカに磨き上げていきます。
鉄粉の除去
塗装の表面部分は鉄粉が付着しやすく、そのままコーティングをしてしまうと見た目が美しくありません。これはコーティングの密着度にも影響してしまうため、きれいに取り除くことになります。基本的には鉄粉除去剤を使用し、異物をすべて除去したら完了です。
油膜などの除去
まずは水垢や油膜といった頑固な汚れを除去しましょう。新車のような状態であればそこまで時間はかかりませんが、あまりメンテナンスしてない場合、水垢や油膜が溜まっている可能性があるため根気のいる作業になるかもしれません。汚れが残っていないか細かくチェックしつつ、なるべく丁寧に取り除いていきます。
ボディ研磨
続いてボディ研磨です。車体は常にむき出しの状態なので、細かな傷などがついてしまっている可能性があります。傷などが残ったままではコーティングの密着力が低下してしまうため、新車のような状態となるよう研磨していきます。
研磨の際はコンパウンドを使用して、一気に磨き上げることで艶を復活させましょう。地道な作業ですが、ここでの頑張りがコーティングの効果をたしかなものにします。
脱脂作業
最後に行うのは脱脂作業で、これにより車体の表面に残っている余分な油脂を取り除きます。油脂が残っているとコーティングが車体に密着されなくなってしまうため、まんべんなくしっかりと行うようにしましょう。
コーティング処理
下地処理が終わった後は、いよいよコーティング処理に入ります。このコーティング処理は、基本的には密閉された屋内にて行う作業となります。コーティングの最中に雨やホコリ等に触れてしまうことで効果が落ちてしまうため、作業環境には気をつけなければなりません。
コーティング剤の塗布
コーティング剤の塗布を行う際は、専用のスポンジなどを使用して、全体的にコーティング剤を塗り拡げていくのがポイントです。なお、夏場の場合、乾燥しやすい時期のためコーティング剤の硬化が早まります。あまり広範囲には塗らずに、細かく塗っていきましょう。
コーティング剤の吹き上げ
コーティング剤の塗布と並行しつつ、コーティング剤を拭き上げます。場合によってはムラができてしまうため、技術力が求められる工程ともいわれています。
一枚のクロスだけでは、作業中にコーティング剤が付着してムラになってしまうことがあるので、クロスを数枚用意し、状況を見ながら交換しつつきれいに吹き上げましょう。
コーティング剤の硬化
上記の作業が終わった後は、コーティング剤が硬化するまでしばらく待ちます。湿度などによっては硬化するまで時間がかかる場合がありますので、できるだけ早く完了させたいという場合、先述したように気温が高い夏場に作業すると良いでしょう。
この乾燥が甘いとコーティング性能が低下してしまうため、水に触れさせないなどの環境づくりが重要です。通常であれば、7~10日以内にはコーティング剤の硬化が完了して作業完了となります。
まとめ
事前にカーコーティングを行っておくだけで、日常的なお手入れの手間は格段に軽くなります。本来であれば、洗車などによってケアしなければならない汚れなどをコーティングが弾いてくれるため安心です。定期的に再コーティングを行うことで半永久的にその効果を持続させることが可能となるので、大切なキャンピングカーを劣化させたくないと考えている方は一度カーコーティングを実施してみてはいかがでしょうか。
「株式会社プロテックス」はカーコーティングの技術に定評がある会社であり、これまで数多くの施工を提供してまいりました。ガラスコーティングはもちろん、磨きや塗り込み、ホイール施工まで対応可能なため安心してご依頼いただけます。見積もりのご相談も随時受け付けておりますので、ご用命の際はお気軽にご連絡ください。